こんにちは、開発の樋口です。
今回は当社が得意とするxR領域、中でも、スマートフォンなど、身近なデバイスで手軽に利用できるARやMRの動向にフォーカスし、レポートしてみたいとおもいます。
さて、ARKit (iOSで動作するARアプリの開発フレームワーク)が発表されてから二年近く、この秋には最新バージョン、ARKit3.0がリリースされますね。今回のアップデートでは、奥行き(深度)に応じて人物と3Dオブジェクトが適切な表示(遮蔽)が出来る People Occlusionや、複数の顔認識ができるMultiple Face Tracking、それからMotion Captureでは、リアルタイムでモーションキャプチャーができてしまうなど、さまざまな機能が実装されます。
そんなわけで、AR周辺技術は日々アップデートを繰り返していますが、手のトラッキングに関しては、重要な要素でありながらも、あまりフィーチャーされていないのが現状です。ハンドトラックといえばLeapMotionが有名で、弊社のVRコンテンツでも導入しています。LeapMotionはハードウェアを必要としますが、手のセンシングでは、現状最も実用的な選択肢となっていますね。
他方、ハードウェアを使用せず、ハンドトラックを実現したいという需要も多くあります。今回ご紹介するManoMotionはその一つです。
この技術を使えば、特別なコントローラーや機器など不要、いわゆるデバイスフリーで仮想空間の物体などを操作するこが可能なります。言い換えれば、自分の手がそのまま、コントローラーになるので、より自然な操作(いわゆるNUI)が実現できてしまう訳です…
アドバンテージとしては、現状、背景によって若干の誤認識はあるものの、トラッキング処理は高速ですし、アプリへの負担はそこまでがかからないところでしょうか…
活用方法は?
で、この技術を応用すると、例えば下記のようなことが可能になるかと思います。
- ECサイトなどで、直接商品をピックアップ
- 仮想空間でボールをドリブルしたり…(Eスポーツとか)
- 仮想イケメン男子と手をつないだり…(恋愛系ゲームとか)
まとめ
そんな訳で、このハンドトラック機能、いろいろ操作が簡単なので、いろいろなプロモーションやゲーミングへの応用ができると思います。ご興味、ご質問があれば 、
まで、お問い合わせくださいね。お待ちしております。