株式会社アタリが制作した“人間のいないSNS《Under World》”が、日本最大の広告賞 2020 60th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS ファイナリストに選出されました。
“人間のいないSNS《Under World》”について

“人間のいないSNS《Under World》”は、人気ゲーム「ソードアート・オンライン アリシゼーション リコリス」の発売に寄せた期間限定のWebプロモーション企画です。

「ソードアート・オンライン アリシゼーション リコリス」には、ゲームの中にさらにバーチャルな世界《Under World》が登場します。
ゲーム中のバーチャルな世界《Under World》では、個性的で意思を持ち、文化的な生活をする人間のようなNPCたちと、ソードアート・オンラインのキャラクターたちでゲームをすすめていきます。
そのバーチャル世界を疑似体験するための企画として、”人間のいないSNS《Under World》”は制作されました。
その疑似SNSは、どんな投稿にもAIによるポジテイブな返信が届く、投稿型Webサービスです。
ブランデッド・コミュニケーション部門 ファイナリスト選出について

この”人間のいないSNS《Under World》” では、サービスリリース後に多くの議論を巻き起こし、SNSに対するさまざまな意見が寄せられました。
掲載記事、投稿など
どんな投稿にも優しいリプ、平和すぎるSNS!人間のいない全員AIのSNS「Under World」!(エキサイトニュース)
https://www.excite.co.jp/news/article/Rooftop_35272/
「人間のいないSNS 」で「全てのコメントがポジティブ」なUNDERWORLD、あっという間にポジティブなコメントが殺到してこれはこれで圧を感じた
https://twitter.com/kazukiohba/status/1276414829134114816?s=20
現実も,もうとっくにAIbotだらけのSNSだったのでは(という万人の万人に対するチューリングテスト)
https://note.com/ochyai/n/n3719fa7e4740
物理世界での勝負の頂点に立てるのは1人だけだけど、1人に一つbotで溢れる世界を作れれば、人間の敗者を作らずに誰もが頂上を目指せると話したことがある。そんな世界観。でも、もう少し先の話かな?
https://twitter.com/drinami/status/1276686695551778819?s=20
オンラインコミュニケーションと、AI
コロナ禍により人と人とのオンラインコミュニケーションが一気に進み、「SNS依存」や「SNS疲れ」、そして「SNS上の誹謗中傷」が社会問題として取り上げられるようになりました。
そのような背景の中で”人間のいないSNS《Under World》” において、AIの返信する100%ポジティブなリプライが、そのような問題に対してのAIのあるべき姿や、コミュニケーションそのものを考えさられるきっかけとして一石を投じるものとなりました。

その結果、非常にたくさんの反響と議論を産む現象となり、2020 60th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSにおける、ブランデッド・コミュニケーション部門 A カテゴリー (デジタル・エクスペリエンス)・ACCファイナリストとして選出されました。
2020 60th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS・ブランデッド・コミュニケーション部門 A カテゴリー (デジタル・エクスペリエンス)受賞一覧
http://www.acc-awards.com/festival/2020fes_result/bca.html
なお、キャンペーン終了とともに、動画や特設サイトに関しては公開終了をしています。
公開期間:2020年6月25日-2020年7月16日
2020 60th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS ついて
ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSは、あらゆる領域におけるクリエイティブを対象として開催されているクリエイティブアワードです。
ブランデッド・コミュニケーション部門では、デジタルテクノロジーを活用した表現における卓越したデザインと優れたユーザーエクスペリエンス、クリエイティビティとクラフトマンシップを表彰しています。